2021年4月30日 (金) 07:00
高血圧になりたくなければ、毎日の歯磨きを忘れてはいけないようだ。
重度の歯周病がある人は、高血圧の発症リスクが大幅に高くなる可能性があることが
英ユニバーシティ・カレッジ・ロンドン(UCL)イーストマン歯科研究所の研究で分かった。
重度の歯周病のある成人250人(歯周病群)と、歯周病のない250人(対照群)で
収縮期血圧が140mmHg以上の人の割合は、歯周病群が14%、対照群7%であり、2倍の差が見られた。
この結果についてD’Aiuto氏は、「歯周病菌が歯肉にダメージを与え、
高血圧を含む全身性疾患の発症に影響する炎症反応を引き起こす可能性を示すものだ」と述べている。
また、論文の筆頭著者である同研究所のEva Muñoz Aguilera氏は、
「高血圧は自覚症状がほとんどないため、患者の多くが心血管疾患ハイリスク状態であることに気付いていない」と、
高血圧の特徴を解説し、この研究デザインでは両者の因果関係に言及することはできないものの、
「歯周病の予防と治療は、全身の慢性炎症を抑制し、
血管内皮機能を改善するための費用対効果の高い手段である可能性がある」と語っている。
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