2022年2月8日 (火) 16:48
ライオン株式会社は、20〜69歳の男女4,491名のデータをもとに、
口腔状態と主観的な風邪の引きやすさの関係を統計的に分析した結果、
口腔状態の悪さ(歯周病罹患や顎関節の不具合)と風邪の引きやすさの間に関係があることが示され、
口腔状態の悪化が風邪の罹患率を高める可能性が示唆されました。
研究の背景に新型コロナウイルス感染症の流行により、
感染症にかかりにくくするための防御機能である、身体の免疫力に対する関心が高まっています。
睡眠の質の低下や食事における栄養バランスの偏り、ストレスの高さは、身体の免疫力を低下させ、
風邪などの感染症を引き起こしやすくすることが知られています。
一方、口腔状態は、糖尿病などの全身健康と深く関係していることも知られており、
感染症に対しても、口腔粘膜は感染ルートの一つであることが示唆されています 。
また、歯科衛生士による専門的な口腔ケアを行うことで
高齢者のインフルエンザの罹患率が減少したという報告もあります 。
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