ご予約はこちら

子供の「お口ぽかん」は病気の可能性!?

2022年4月20日 (水) 06:39

お子さんの安静時に口が開いている状態を指す「お口ぽかん」をご存知でしょうか。

長引くマスク生活から、親が子供の「お口ぽかん」に気づきにくく、

またはマスク内で息がしづらいことから「お口ぽかん」になりやすい、といった問題が浮上しています。

 

日常的に口がぽかんと開きっぱなしになってしまう状態を「口唇閉鎖不全症」といいます。

これは、口呼吸になってしまうため、むし歯や歯周病の原因、歯並びの悪化、

鼻の調子が悪くなるなど、様々な不調につながります。

口周りの筋肉は、普段何気なく行っている口の運動によって鍛えられています。

口周りの筋肉が未発達な赤ちゃんの時は、哺乳や指をしゃぶることによって発達を促します。

幼児期になると普段の食事や、風車を吹いたり、シャボン玉を膨らませたり、

口を使った遊びが口周りの筋肉を鍛えることに繋がります。

 

コロナ禍の状況ですから、衛生意識を持って行いましょう。

「賢いむし歯治療は」 定期的な通院で早期発見

2022年3月2日 (水) 06:16

なぜむし歯になるのでしょうか。

それはむし歯菌がいて歯を溶かしてしまうからです。

歯磨きが十分にできないと酸によって歯が溶けてしまいます。

小さなむし歯はプラスチックを詰めたり、

型をとって小さな銀歯を入れたりして1~2回の治療で済みますが、

放置してしまうとどんどん大きくなり神経まで達してしまうことがあります。

そうすると何度も薬を交換したり、大きな銀歯をかぶせたりするようになり、

治療の回数も増え、治療費もどんどんかかってきます。

定期的に歯科医院を受診すると自分では分からなかったむし歯を発見してもらうことができ、治療も最小限で済みます。

神経を取ってしまった歯の治療を途中にしてしまうと、痛みなくむし歯が進行してしまい、

抜歯になってしまう可能性もあります。

根の中で膿んでしまうと腫れたりして治療前よりひどい痛みを引き起こすこともあります。

そのため治療は最後まで通うべきです。

そもそも治療も大事ですが、普段の歯ブラシでむし歯は予防ができます。

定期的に歯科医院を受診し、歯ブラシ指導を受けると良いでしょう。

歯ブラシ指導を受けた後は時間がたつとまた自己流に戻ってしまうことがあるため、

定期的にチェックしてもらうと、そのたびに再確認ができます。

早速かかりつけの歯科医院を受診してはいかがでしょうか。

口腔状態の悪さと風邪の引きやすさは関連している!

2022年2月8日 (火) 16:48

ライオン株式会社は、20〜69歳の男女4,491名のデータをもとに、

口腔状態と主観的な風邪の引きやすさの関係を統計的に分析した結果、

口腔状態の悪さ(歯周病罹患や顎関節の不具合)と風邪の引きやすさの間に関係があることが示され、

口腔状態の悪化が風邪の罹患率を高める可能性が示唆されました。

 

研究の背景に新型コロナウイルス感染症の流行により、

感染症にかかりにくくするための防御機能である、身体の免疫力に対する関心が高まっています。

睡眠の質の低下や食事における栄養バランスの偏り、ストレスの高さは、身体の免疫力を低下させ、

風邪などの感染症を引き起こしやすくすることが知られています。

一方、口腔状態は、糖尿病などの全身健康と深く関係していることも知られており、

感染症に対しても、口腔粘膜は感染ルートの一つであることが示唆されています 。

また、歯科衛生士による専門的な口腔ケアを行うことで

高齢者のインフルエンザの罹患率が減少したという報告もあります 。

歯周病が大腸がんと関連 治療すればリスク低下も

2021年11月15日 (月) 09:09

軽症も含めて国民の約80%がかかっているとされる歯周病は

糖尿病、動脈硬化性疾患、肥満、誤えん性肺炎、アルツハイマー型認知症など、

多様な病気との関連が明らかにされている。

横浜市立大学付属病院(横浜市)消化器内科の吉原努医長は

「大腸がんの患者さんの4割以上で、だ液と大腸がん組織のヌクレアタムが同一であることを報告しました。

では、歯周病を治療すれば大腸がん組織のヌクレアタム量が減るのかと考え、調べたのです。

その結果、歯科治療で歯周病が改善した大腸がん患者さんのグループでは、

便中のヌクレアタムの量が歯科治療前に比べて明らかに減少しました。

歯周病が改善しなかったグループやもともと歯周病のないグループでは変化しませんでした」と発表した。

大腸がんのリスクを高める原因については、

「ヌクレアタムが宿主の炎症を引き起こしてがんの進行を促し、

免疫によるがん細胞への攻撃力を弱めるといったメカニズムが考えられています」と吉原医師。

「歯周病をきちんと治療すれば大腸内のヌクレアタム量が減り、

大腸がんのリスクが低下する可能性があります。

大腸がんを含むさまざまな病気の予防のためにも、

歯周病の治療や口腔ケアをしっかり行いましょう」と呼び掛けている。

新たに注目の「トゥースウエア」にご用心

2021年10月24日 (日) 10:25

最近出てきた歯科の問題として「Tooth Wear」という概念があります。

普通に訳すと「Tooth」は「歯」で「Wear」は「衣服」となるので歯にカバーをするのかな?と思うのですが、

「Wear」には「摩耗」や「磨耗」などの意味もあり、歯が欠けたり溶けたりすることをあらわしています。

このようなことはこれまである程度仕方がないことだと片付けられていたことも事実ですが

欧米を中心に研究が進み今や国境を越えた問題といわれています。

 

症状として歯が磨り減りかみ合わせの面が平らになったり陥凹したりするのが特徴ですが

歯の側面(根元)も陥凹したりするともはや歯の原型は失われてしまいます。

ひどくなると痛みなどの症状が出て神経の治療が必要となることがあります。

 

原因としては一般的に咬耗、摩耗、酸蝕の3つとされていますが、詳しい因果関係については未だ解明されておりません。

 

対策としては、原因が多岐にわたるため。歯科医師と十分に話し合いながら、

生活習慣との関連を検証する必要があります。

咬耗に対しては歯ぎしりの治療にも用いる硬いナイトガードや

柔らかいタイプのマウスピースを使用して歯を守ったりします。

摩耗に対しては正しいブラッシング方法を歯科衛生士に指導してもらいましょう。

酸蝕に関しては清涼飲料水やイオン飲料などをはじめワインやレモンのような

酸性度の高い飲食物を過度に取りすぎないよう注意が必要です。

 

やはり定期メインテナンスの中で管理してゆくことが少しでも進行をとめる手段としては有効ですが

Wearの重症度によってはむし歯の治療に準じて詰めたり被せたりすることも必要となります。

コロナ禍でも歯医者に行くべき理由、歯周病で死亡リスク8.8倍差

2021年9月3日 (金) 11:56

病原体が体内に侵入して病気の症状を引き起こすことを感染症といいますが、

その病原体には細菌やウイルスなどが挙げられます。

新型コロナウイルスが持つ鍵に合う細胞は人間の鼻粘膜や目など体の各部にありますが、

口の中の特に舌の表面にも多くあり、ウイルスの侵入経路になっています。

新型コロナウイルスの症状の一つに味覚障害がありますが、

これは舌の表面から侵入するウイルスの猛威によって

味を感じるレセプター(味蕾細胞)が破壊されるために起こるのです。

 

歯周病がない人はコロナが重症化する割合が2.3%なのに対して、歯周病がある人は12.8%と5.6倍も高い。

また、死亡するリスクに至っては8.81倍もの差があります。

歯周病がコロナの病状に大きく影響していることは明らかです。

 

実は2021年3月19日の参議院予算委員会で、山田宏議員が

「歯科医療とコロナ」をテーマとして取り上げ、上表のデータが示されました。

この一連の質疑応答の中で、田村憲久厚労大臣は「歯科医院は感染症に対して非常に注意深く対応している」と発言。

コロナ対策を担当する西村康稔経済再生担当大臣は

「歯科治療で感染が広がったという報告は今まで受けたことがない」「口腔の健康が健康管理の基本」と答弁しました。

また、菅義偉総理は「口腔の健康の保持増進を図ることは、

健康で質の高い生活を行う上で極めて重要な役割を果たしていると認識している」とコメント。

さらには「コロナ禍においても国民のみなさんが必要な受診や歯科健診等を行うよう、

国としても今働きかけをしている」と宣言しました。

 

このメッセージは国民のみなさんに届いているでしょうか?

口腔内の悪玉菌、がんの転移促進にまで関与

2021年8月8日 (日) 08:55

口腔内の常在菌のバランスが乱れ、虫歯菌や歯周病菌などの悪玉菌が優勢になることで、

口腔内に留まらず全身の健康に対しても悪影響を及ぼすことが近年の研究で明らかにされている。

なかでも細菌の塊である「プラーク」や舌表面に付着する「舌苔」を放置することで、

歯周ポケットにプラークが溜まり、歯茎が炎症して溝が深くなることで歯周病となる。

 

厚生労働省が3年ごとに実施している「患者調査」によると、

2017年の「歯肉炎および歯周疾患」の総患者数(継続的に治療を受けている者)は、

398万3000人で、前回調査よりも約67万人増加している。

また同省が5年ごとに実施している歯科疾患実態調査では、2016年の年代別の歯周病有病率は、

30~60代にかけて高く、30代以上では3人に2人と、歯周病はまさに国民病と言える状況となっている。

 

専門家への取材から、口腔内の乱れが全身疾患に繋がる一例を挙げると、

歯周病菌が作り出すタンパク分解酵素が、口腔内の粘膜を破壊してウイルスや細菌の侵入を許し、

ウイルス性・細菌性疾患の重症化の危険性を高めるという。

さらに歯周病菌が血液に入り込み、全身を巡ることで糖尿病や動脈硬化、心筋梗塞をはじめ、

アルツハイマー型認知症の原因物質とされるアミロイドβを増やすことも明らかにされているという。

 

最近の研究では、歯周病菌の一部が胃を通過して腸管に入り込み、腸管内の細菌叢を乱すことで、

大腸がんの原因になること、がんの転移を促進すること、

さらには食道がんや関節リウマチなどの病態とも関連しているとの研究データも出ているという。

オーラルヘルスケアはまさに、全身疾患を予防する1丁目1番地だ。

子ども歯磨きで“のど突き”事故

2021年6月4日 (金) 20:35

YouTube Preview Image

 

6歳以下の子どもが歯ブラシで、のどを突くなどの事故があとを絶たない。

1人歩きや言葉を話したりと、目まぐるしい早さで成長していく幼児期。

注意したいのが、歯ブラシで、のどを突くといった歯磨き中の事故。

2日、消費者庁は、歯磨き中の6歳以下の子どもの事故について、

2021年3月までの5年間で120件の報告があり、

うち104件は、3歳以下の子どもによるものと発表した。

小児歯科医によると、予測できない行動をする幼い子どもならではの、

さまざまな危険事例が実際に起きているという。

キッズデンタル代表・坂部潤小児歯科専門医

「歯ブラシを持ったまま歩き回って、近くにある家具に、歯ブラシごとぶつけてしまったり」

また、お母さんが歯ブラシを取ろうとして、抵抗した子どもが勢い余って、

自分で歯ブラシを口に突き刺したという事例も。

現在は、柄の部分がやわらかく曲がるものや、ストッパーがついたものなど、

事故防止用の歯ブラシも販売されている。

消費者庁は、子どもが自分でブラシを持ち歯磨きする際は、大人が必ず付き添い、

最後にしっかりと仕上げ磨きをすることが大事だと、注意を呼びかけている。

そして、事故を防ぐために、付き添う大人がすべきことがあるという。

まず、3歳以下の子どもが歯磨きをするときは、床に座らせるようにする。

いすに座ると、万が一落下した場合に、のどを突き刺す可能性があるため、

しっかり床に座らせて、大人が付き添って歯磨きすることが大事だという。

肺を健康に維持するためには口の衛生管理が重要!

2021年5月17日 (月) 08:10

九州大学大学院歯学研究院口腔予防医学分野の竹下徹准教授と山下喜久教授らの研究グループは

医学研究院呼吸器内科学分野の松元幸一郎准教授らとの共同研究により、

久山町研究 (主任: 医学研究院衛生・公衆衛生学分野の二宮利治教授)の一環として、

舌表面に蓄積した細菌の量と高齢者の気流制限(息の吐き出しにくさ)との関連を明らかにしました。
舌の表面の溝には大量の常在細菌が生息しており、ここから剥がれ落ちた細菌を我々は常時飲み込んでいます。

これらの細菌の大部分は食道を通過して胃に運ばれほぼ死滅しますが、

ごく微量ながら気道にも流入していることが最近明らかとなってきました。

一方で唾液中の細菌の供給源となる舌の常在細菌叢の状態が気道や肺に与える影響はこれまで注目されてきませんでした。
今回、研究グループでは福岡県久山町の70〜80歳の高齢者 484 名の舌苔細菌叢の状態と

慢性閉塞性肺疾患(COPD)の特徴である気流制限の有無との関連を検討しました。

その結果、舌上の総細菌量が多い者(上位50%)では少ない者(下位50%)に比べ

気流制限の頻度が高いことが明らかとなりました。

特に優占種の一つであるPrevotella melaninogenicaの量が多いほど気流制限の頻度が高い傾向が認められました。

これらの結果は口腔管理による舌の常在細菌叢の制御が肺機能の維持に役立つ可能性を示しています。

 

舌の表面の溝にはたくさんの細菌が生息しており、舌苔のケアは口臭を予防するうえでとても重要です。

今回の呼吸器内科との共同研究によって隣接する肺の健康とも関連している可能性が示されました。

歯磨きと比べ忘れられがちな舌苔のケアですが、肺の健康のことを考えても今後重要になってくると考えられます。

高血圧予防には歯磨きを

2021年4月30日 (金) 07:00

高血圧になりたくなければ、毎日の歯磨きを忘れてはいけないようだ。

重度の歯周病がある人は、高血圧の発症リスクが大幅に高くなる可能性があることが

英ユニバーシティ・カレッジ・ロンドン(UCL)イーストマン歯科研究所の研究で分かった。

 

重度の歯周病のある成人250人(歯周病群)と、歯周病のない250人(対照群)で

収縮期血圧が140mmHg以上の人の割合は、歯周病群が14%、対照群7%であり、2倍の差が見られた。

 

この結果についてD’Aiuto氏は、「歯周病菌が歯肉にダメージを与え、

高血圧を含む全身性疾患の発症に影響する炎症反応を引き起こす可能性を示すものだ」と述べている。

また、論文の筆頭著者である同研究所のEva Muñoz Aguilera氏は、

「高血圧は自覚症状がほとんどないため、患者の多くが心血管疾患ハイリスク状態であることに気付いていない」と、

高血圧の特徴を解説し、この研究デザインでは両者の因果関係に言及することはできないものの、

「歯周病の予防と治療は、全身の慢性炎症を抑制し、

血管内皮機能を改善するための費用対効果の高い手段である可能性がある」と語っている。

2022年5月
1234567
891011121314
15161718192021
22232425262728
293031  

アーカイブ