2011年12月28日 (水) 18:05
ひろさちや氏の「けちのすすめ」を読みました。
前から好きな作家でよく読んでいますが、
独創的な視点、ユニークな表現方法、また様々な宗教にも精通していて
私としては説得力を感じます。
「小欲知足」「足るを知る」等、今の日本人に必要と思われる言葉を
色々な角度から解説しています。
また同作家の「釈迦とイエス」も読みましたが、
ひろさちや氏の得意分野の宗教の2大教祖(一神教でない仏教にとって釈迦は教祖ではないが)
の違いをかなり独創的な観点から比較検討している面白い本です。
仏教の専門家が聞いたら怒り出しそうな表現も多々ありますが、
誰もが言いたくても言えないことをさらっと言ってしまうあたりは流石です。
2011年12月15日 (木) 23:00
在日3世のキム・スンヨン監督の「チベットチベット」を観ました。
己の源流を知るべく、祖国の韓国に赴いた彼は、民族性などについて考える時、、
ふとしたきっかけでインドに亡命を余儀なくさせられながらも、誇り高く生きるチベット人のことを知るのである。
ドキュメンタリーで描かれる淡々とした映像に惹きつけられました。
ここで出てくるダライ・ラマ14世は愛と非暴力をモットーに祖国のために戦い続ける僧侶です。
彼の半生、思想に強く興味を抱き、
「瞑想と悟り」
「夜明けの言葉」
を読み進めました。
今「宇宙のダルマ」
に入りましたが、なかなか本格的な内容で、苦戦しております。
これらの映画や本を通じて、私が思ったこと。
チベットと中国の関係は、テレビで見たり、ネットで見たりして表面的には知っていましたが、
私自身、そこで今まで何が起こっていたのかをあまりにも知らなかったということです。
同じ世界、しかもアジアで起こっていることを、すぐ近く日本にいる自分が把握せず毎日を生きている、
無知とは恐ろしいものです。
2011年12月7日 (水) 19:49