2019年7月29日 (月) 19:30
フレイルという言葉を聞いた事がありますか?
年を取れば力が出なくなったり、身体も動かしにくくなります。
そうした状態が重くなり、日常的な生活を営みにくくなると、他の人の力を借りなければならなくなります。
それが「要介護」という状態です。
「フレイル」はこうした「要介護」に至る前の状態であり「健常」である状態から
少し体の機能が下がった状態を指します。
オーラルフレイル(口の虚弱)の人は、そうでない人に比べて「身体的フレイル」になる人が2.4倍、
筋肉量や筋力が低下するサルコペニアは2.1倍、要介護認定になる人も2.4倍で、
総死亡リスクも2.1倍になるといわれています。
口の機能が低下すると、ご飯を食べる量が少なくなる。それに続いて体重が減少します。
それは脂肪の減少だけでなく筋肉量減少も起きます。
この筋肉のうち、姿勢を保ったり、日常的な動きを行うものを抗重力筋と言いますが、
この筋肉が減ると日常的な動きがしにくくなり、基礎代謝も減少します。
そうなると身体を動かすことも少なくなり、おなかもすかなくなるので、結果、食べる量が減ります。
こうなると悪循環に陥ってしまいます。
そうならないようにするためには歯科医院でスクリーニングテストをしてもらい、
現状を知り、口腔(こうくう)内のケア、歯の治療、義歯の調整あるいは、口唇、舌、
飲み込みのトレーニング、お口の健康から始まる全身の健康を保っていきましょう。
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