2023年3月23日 (木) 11:10
歯が染みる「知覚過敏」とは、歯の神経が何らかの原因で刺激を感知している状態。
加齢で歯肉が下がったり、歯がすり減ったり、治療済みの箇所が敏感になったりしていることなどが原因だ。
20~50代の560人を対象にした日本歯内療法学会による調査(2022年9月実施)では、
過去に歯が染みる経験がある人は65.4%で、そのうち1カ月以内に歯が染みた人は41.5%いた。
また、過去に歯が染みた人のうち、32.0%が「知覚過敏と思ったが、歯科医に虫歯とされた経験」があった。
知覚過敏が一時的な痛みであるのに対し、虫歯は慢性的でずきずきとした持続的な痛みになる。
虫歯が悪化すると歯に穴が開いたり、黒くなったりするが、初期の段階では肉眼で分かりにくく進行してしまう。
歯が染みる経験をしたときは、自己判断せずに歯科医院を受診することが大切です。
自分では完璧にブラッシングしているつもりでも、奥歯など目に見えないところは磨き残しが多い。
細かい部分の汚れは取りきれないので、歯科医院でのプロフェッショナルなケアが重要です。
医院とうまく付き合うことが長期的に歯を保つこつと言えるでしょう!