2023年8月28日 (月) 08:13
高齢者では肺炎を繰り返す方がしばしばおられます。
年齢のせいだ、飲み込む力が低下している、など色々な見解がありますが、入
れ歯の存在は意外に軽視されているように思われます。
近年、入れ歯と肺炎の関連を示すデータがそろってきました。
入れ歯は毎日洗浄する必要があります。
入れ歯を毎日洗浄していないと、高齢者の肺炎のリスクが1.3倍高いというデータも存在します。
しかし、洗浄して適切に着用すれば、誤えんを減らすことができるので、
むしろ「正しく使用した入れ歯は肺炎を減らす」という見解もあります。
また、夜は入れ歯を必ず外して寝るようにしましょう。
睡眠中は唾液の分泌が減少し、細菌が増殖しやすくなるため、
入れ歯をつけたまま寝ると肺炎のリスクが2倍以上高くなることが分かっています。
2023年8月20日 (日) 08:03