2014年11月30日 (日) 21:05
曽野綾子氏著、「誰にも死ぬという任務がある」を読みました。
曽野さんの死生観や価値観には共感するものがありました。
今の日本では死を隠すべきもの、ある意味忌み嫌うものという風潮は確かにあると思います。
ひと昔前の日本では人々の死に場所は自宅でしたが、今はほとんどが病院です。
それがこれからの超高齢化社会では病院での見取りは不可能になりつつあると言われています。
曽野さんはキリスト教徒として自分の死生観は揺るぎない筋が一本通っていますが、
宗教的な観念を有しない現代の人々がどのように考えていくか、がこれからの課題になると思います。
ただ誰にでも平等に必ず訪れる死というものを、生きているときから考え意識する
そういう時代になっていくと思いました。
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