2013年11月29日 (金) 21:57
柳原 三佳 氏 著 「巻子の言霊 愛と命を紡いだ、ある夫婦の物語」を読みました。
ある日突然、最愛の妻が交通事故の被害者に……。
誰にでもありそうな状況ですが、そのリアリティに引き込まれました。
全身麻痺となった妻が、唯一動く瞼を使って綴った言葉は、 「こ ろ し て く だ さ い」と。。。
読んでいた時に背筋が凍りそうになりました。
「一瞬の事故によって、いったいどれほど多くの人たちの人生が狂わされ、その裏側にどれほどの苦痛が埋もれていることだろう。
そして、人生の中に、ある日突然耐え難い試練が襲ってきたとき、人はそれをどう乗り越え、どう生き抜いて行くべきなのか……」
真の愛情とは?献身とは何か?を考えさせられました。